摂食障害情報センター

摂食障害はどこに相談すれば良いの?

患者数が増加したことや、
メディアで取り上げられる機会が増えたことなどにより、
近年、摂食障害への理解は高まってきています。

 

しかし、心の病気に対する偏見がまだまだ根強い日本。
摂食障害で苦しんでいたとしても、
誰にも相談できずに一人で抱え込んでいる方も多いのが現状です。

 

摂食障害は、食行動の異常に伴って
経済的な問題(※)が発生することも多い病気ですので、
結果的に家族を巻き込んでしまうケースも少なくありません。
(※過食を繰り返すようになると、
食べ物を買うために膨大な費用が必要になってしまうため)

 

摂食障害になってしまった本人だけではなく、それを支える家族までもが
精神的なバランスを崩してしまうという可能性もあるのです。

 

そんな時、どこに相談に行くべきなのでしょうか?

 

最初の判断基準は、患者自身の体調です
もし、拒食症で栄養状態がかなり悪化しているようでしたら、
内科を受診して血液検査などを受け、
その結果に応じて栄養状態を回復することが優先。

 

摂食障害は心の問題を大きく影響している病気ですが、
命を失ってしまってはどうにもなりません
まずは身体の状態を整え、それから心の治療をしていきます。

心の治療はどこで受けられるの?

摂食障害の相談・治療は、精神科、心療内科、内科で受けることができます。

 

…とはいっても、歯医者などとは違って
ちょっと敷居が高いイメージがありますよね。

 

「どこの病院が良いのかわからない」
「近くにはない」という場合だってあります。

 

そんな時は、お近くの保健所精神保健福祉センターの窓口で相談してみましょう。
市の広報誌やホームページを見ると、相談日時が載っていると思います。

 

精神科医や精神保健福祉相談員、保健師など
専門知識を持った方が相談に応じてくれますので安心してお任せできますし、
その地域で摂食障害の治療を積極的に行っている病院を教えてもらうことも可能です。

 

ちなみに、「精神科」とは、心や精神の病気を専門に診るところ
例えば、うつ病や統合失調症などの治療を行っています。

 

一方、「心療内科」では、身体症状を訴える「心身症」を専門に扱っています。
精神的な原因が絡み合って身体に何らかの症状が現れている場合に、
心と身体、そして生活環境までを全て含んだ
総合的なアプローチで治療を進めていくのです。

 

摂食障害の場合、診療内科を受診される方が多いようですが、
うつ症状がひどかったりリストカットなどの自傷行為があるようであれば、
まずは精神科に相談することをお勧めします。

摂食障害の相談する際の注意

摂食障害で過食嘔吐を繰り返しているような場合、
鬱状態になって家から出られなくなってしまうケースもあります。

 

そんな時でも、ネットさえつながっていれば
外の世界とコミュニケーションをとることは可能。
誰にも言えない摂食障害の悩みを、
掲示板などで相談するという方法もあります。

 

しかし、注意しなければならないことがあります。
最近は、「摂食障害の専門家」を自称する悪徳商法が多いのです。

 

「無料メール相談で過食・嘔吐・拒食の治し方を教えます」
…という謳い文句で誘い込み、
最終的には「面会治療でなければ治らない」と外へ連れ出して
数十万円もの謝礼を要求するという手口…。

 

情報提供の氏名や住所が明確でない情報には、
安易に飛びつかないように注意しましょう。

 

ただ、中には良心的なサイトも存在します。
例えば、摂食障害を専門にカウンセリング活動を行っている
長谷川あやさんの「あや相談室

 

ご自身も摂食障害を克服した経験をお持ちの長谷川さんは、
各地で摂食障害のワークショップやシンポジウム、研究会、
講習会などを開催し、精力的に活躍されています。
雑誌やニュースサイトなどで紹介されることもあり、
カウンセリングを受けた患者さんの評価も高いようです。

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