摂食障害情報センター

摂食障害は難しいケース

障害年金」ってご存知でしょうか?
健康で不自由のない生活を送っている方には無縁の制度なので、
「具体的にどういった制度なのかよく分からない」
という方が多いことでしょう。

 

障害年金とは、公的年金の一種
厚生年金保険や国民年金、共済年金の全てに備わっている、
「老齢年金」や「遺族年金」と同じようなもの
…と考えていただければ分かりやすいかもしれませんね。

 

この年金は、障害を負ったことで生活の安定が損なわれることを防ぐため
に作られた制度で、職場や日常生活の中で困難がある人に支払われます。

 

「年金」というと、
高齢者のために支払われるお金をイメージする方が多いと思いますが、
障害年金の場合はどちらかというと若年層のための年金制度なのです。

 

ここで気になるのが、若い世代に多い摂食障害が
障害年金受給の対象になるかどうかということ。

 

結論から言うと、摂食障害は1番難しいケースのようです。
なぜなら、例えば“手足がない”といった
客観的な判断が難しい病気であるためです。

 

しかし、摂食障害で休職や退職に追い込まれるケースは少なくないため、
障害年金を希望する摂食障害者が多いことも事実。

 

この場合、障害年金の申請には病院の診断書が必要になりますので、
まずはかかりつけの医師に相談してみましょう。

障害年金の受給条件とは?

障害年金の受給を受けられるかどうかは、病状の状態
保険料納付要件など複数の基準に基づいて総合的に判断されます。

 

具体的には、次の4つの条件を全て満たしていることが必要となります。

 

@初診日要件
障害の元となるケガや病気には、必ず
「初診日(はじめて診察を受けた日)」があります。
この初診日を何らかの証明によって裏付けなければなりません。

 

 

A制度加入要件
@の初診日に、年金制度(国民年金、厚生年金保険など)のいずれかに
加入しているか、または初診日に20歳未満であったという証明が必要です。

 

 

B保険料納付要件
「初診日の前々月までの年金加入月数の3分の2以上が、
保険料納付済みか免除されている月である」
または、
「初診日の前々月までの12ヵ月がすべて保険料納付済みか免除を受けた月である」
のいずれかの条件を満たしていなければなりません。

 

 

C障害要件
障害の程度が障害等級に該当していることが必要です。
障害等級は重い方から1級、2級、3級と定められており、
障害等級に該当することによって障害年金が受給できる のです。
3級に達しない場合でも、障害手当金に該当すると
一時金の給仕を受けることができます。
※国民年金の場合は1級か2級に該当しないと障害年金は受けられません。

 

 

…このように、障害年金の受給を受けるには
様々な条件を満たす必要があります。
摂食障害になったからといって
必ず年金を受給できるというものではありません。

 

特に、摂食障害の場合は病院を受診したがらないケースも多いので
@の条件をクリアすることが難しく、
最初から受給を諦めている方も多いようです。

 

★ちなみに、障害年金の詳細はこちらのサイトがわかりやすいです!
http://www.syougai-nenkin.or.jp/html/nenkin01s.html

摂食障害に障害年金は必要か?

摂食障害は、手足が不自由で動けないわけではありませんし、
目が見えないわけでも声が出ないわけでもありません。
症状も人それぞれで、
普通の社会生活を送ることになんら不都合がない方もいます。

 

ともすれば、
「摂食障害は障害年金をもらう必要はないのでは?」
と思われがちな病気なのです。

 

しかし、人によっては、拒食症による極度の栄養状態低下で
医師から働くことを止められてしまったり、
過食嘔吐を繰り返すことにより精神的に不安定な状態となって
学校へ行くことも働くこともできず家に引きこもってしまう人もいます。

 

摂食障害を経験した人でなければ
なかなか理解することは難しいかもしれませんが、
1日の大半を食べ物や食べることによって支配されてしまうという
非常に辛い病気なのです。

 

そのため、普通の社会生活を送ることが難しく、
経済的に窮地に追い込まれるケースも少なくありません。
障害年金をもらうに十分値する障害なのです。

 

しかし、医師によっては、
「もらったお金を過食に使ってしまうのでは」という理由で
診断書を書かないケースもあるのだとか…。

 

困ってしまった場合は、一人で悩まず
地域の精神保健福祉センター窓口などで相談してみましょう。

 

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