摂食障害情報センター

若い女性は要注意!

最近でこそ、「30代以上の年齢層の女性や成年男子にも増えている」
と言われる摂食障害ですが、
基本的には10代〜20代の思春期〜青年期の年齢層に特に多い病気です。

 

また、摂食障害患者のうち95%が女性という点からも、
この病気が「若い女性に多い病気」であることが分かるでしょう。

 

発症のきっかけの一つがハードなダイエットであるため、
若い女性の痩せ志向が摂食障害を招いている
という見解を述べる専門家もいます。

 

実際、若年層の女性の痩せ志向は社会風潮としても問題になっています。
厚生労働省による平成9年の発表では、
国内の15歳の子供の少なくとも10%〜20%は“病的な痩せ”なのだとか。

 

本人には「痩せ過ぎている」という自覚がないため、
周囲の方から見て「もしかしたら摂食障害では」と疑われるような場合には
すぐに専門機関にご相談されることをオススメします。

 

保健所や精神保健福祉センターの窓口に相談すると、
摂食障害の専門医や摂食障害専門の施設などを教えてもらえます。
時間短縮の意味でもこれらの機関をうまく活用しましょう。

彼女たちはなぜ痩せたがるのか

若い年齢層の女性を中心に広がっている、強い「痩せ願望」。
標準体重以下でありながら、
「自分は太っている」
「もっと痩せないと」
と感じている女性が多いことが特徴的です。

 

なんと、「非肥満者の小学生女子の39.9%が肥満意識を持っている
という調査結果もあるのだとか。
強い痩せ願望から過酷なダイエットに走り、
結果的に摂食障害を発症するケースも少なくないのです。

 

なぜ、若い年齢層の女性たちは、そこまでして痩せたがるのでしょうか?

 

やせ願望の背景としてあるのは、
「タレントのようにキレイになりたい」「痩せれば好きな服が着られる」
「痩せている人のほうが周りの評価が高い」といった感情。
痩せている=美しいという美意識が根強く潜在しており、
健康への悪影響については無関心であるか
二の次になっている場合が多いのです。

 

しかし、特に年齢が若い場合には、慢性的なダイエットが
喫煙や飲酒、薬物依存などに走るきっかけにもなり得ます。
食べたい気持ちをアルコールで紛らわせたり、
「この薬は痩せる薬だ」などとそそのかされてドラッグに手を出したり…。

 

また、年齢が若いうちに不必要なダイエットを繰り返していると、
糖尿病や骨そしょう症、不妊症、不育症など
健康にも様々な問題が生じてしまいます。

年齢だけじゃない!摂食障害になりやすい性格

摂食障害は、どんな年齢層にも起こりえる病気です。
年齢の若い女性がなりやすいのは確かですが、
実は年齢だけではなく性格による影響も大きい病気なのです。

 

例えば、次のような性格傾向の方は要注意!
年齢に関わらず、摂食障害を発症しやすいというリスクがあります。

 

☆完璧主義者

 

☆真面目

 

☆努力家

 

☆「手のかからない良い子」と言われて育った

 

☆頑固で融通がきかない

 

☆自意識が強く、周りからの評価に敏感

 

☆自己評価が低く、強い自己否定感がある

 

☆ストレスを感じやすく、ストレス発散が下手

 

☆人に気を使い過ぎる

 

☆家庭内、特に母親に対して葛藤がある

 

 

真面目で頑張り屋であることは、普通、
「長所」として評価すべき点です。

 

しかし、摂食障害の場合はこの長所がかえってあだとなり、
もっと頑張って痩せよう
とハードなダイエットにハマり込んでいってしまうのです。

 

自分を守る意味でも、「自分を甘やかす」ことも時には必要なんですよ。

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