摂食障害情報センター

摂食障害でも妊娠できる?

大好きな人と自分との間に子どもを望むのは女性として自然なこと。
ある程度の年齢になれば、
「子どもが欲しい」という気持ちがじわりと芽生えるものです。

 

しかし、摂食障害のうち拒食症で著しく体重が低下している場合は、
月経も止まってしまうため妊娠することはできません
「赤ちゃんが欲しい!」と妊娠を強く望むようであれば、
体重を回復して排卵のリズムを元に戻す必要があります

 

摂食障害によって月経が止まってしまった場合は、
安易にホルモン剤の投与に頼るのではなく、
栄養状態を改善しつつ月経が戻るのを待つのがベストです。
ホルモン剤による強制的な出血は貧血に元にもなりますし、
ホルモン剤自体の副作用も否定できないのです。

 

また、摂食障害について調べていくと、よく
「生理が一年以上止まると妊娠できなくなる」
といった説を目にしますが、無月経の期間が数年間あっても、
体重が回復して月経が戻れば妊娠は十分可能なのです。

 

ただ、摂食障害以外の原因で妊娠できないケースもあります。
体重が戻ってもなかなか妊娠できない場合は、
不妊治療の専門医に相談してみることをオススメします。

もしも妊娠したら…

摂食障害の患者さんが妊娠した場合、
自分が摂食障害であることを担当医に伝えるべきか
黙っておくべきか…。
悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

実際は、胎児の発育に特に問題がなければ、
摂食障害の事は黙っておく方が多いようです。

 

しかし、妊娠中は自分の身体にも様々な変化が現れるもの。
できれば医師には事前に相談しておいた方が良いでしょう。

 

例えば、普段であれば糖尿にはつながらないような食事内容が、
妊娠している時には糖尿病の原因になってしまうこともあります。
妊娠しても過食嘔吐を繰り返してしまうような場合は、
母子共に危険な状態にさらすこともなり兼ねません

 

分娩までの時間を安心して過ごすためにも、
やはり医師に相談することをオススメします。

 

そして、できるならば過食嘔吐を止める努力をしましょう。
大切な赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性がありますし、
過食嘔吐によるイライラは母体にも毒です。

 

摂食障害の方の中には、生理が戻らず
妊娠できない方がたくさんいらっしゃいます。
そんな中で、無事に命を授かることができたわけですから、
その命を大切にして欲しいのです。

 

母体の心身の状態が悪化すれば、せっかく授かった赤ちゃんが
流れてしまう可能性だって十分にありますので、
一人で抱え込まず、
担当の先生や家族の助けを借りて元気な赤ちゃんを産んでください。

摂食障害でも正常な分娩ができるの?

摂食障害のうち、拒食症の症状が残っていたり、
過去に拒食症を経験したことがあるといった場合は、
健康な女性と比較して帝王切開になる可能性が高いそうです。

 

これは、若い頃に患った摂食障害の影響により、
骨盤の発育が悪くなってしまうため。

 

十分な筋力がついていないために、
スムーズに分娩することができなくなってしまうのです。

 

できれば、やはり医師には事前に摂食障害であることを伝えておき、
自然分娩か帝王切開かをよく話し合って決める必要があります。

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