摂食障害情報センター

チューイングとはどんな症状?

チューイングって聞いたことありますか?

 

そう、“チューイングガム”のチューイングと同じです。

 

実は、チューイング(chewing)とは摂食障害 の一種
摂食障害というと拒食や過食、
過食嘔吐といった症状を思い浮かべる方が多いと思いますが、
噛み吐き・噛み砕きを繰り返すチューングも
摂食障害の一種に含まれるんです。

 

具体的には、 食物を口に含み→咀嚼 して→飲み込まずに、
ビニール袋等に吐き出したりトイレに吐きだしたりといった行為を
一定期間に渡って繰り返すという症状。

 

拒食とも過食ともいえる食行動ですが、
過食症や過食嘔吐の一種と考える説もあるようです。

 

聞き慣れない症状かもしれませんが、ネットで調べてみると、
チューングを日常的に繰り返している方が結構多いことに驚きます。

 

中には、その行為が摂食障害の一種だということを
自覚しないまま行っている方も。

 

三食は普通に食べて、お菓子をチューングをしているという方が多いようですね。

 

「飲み込まないから太らない」「食事で栄養は取れているから問題ない」
と考えている方が多いようですが、本当にそうなのでしょうか?

チューイングが身体にもたらす影響

チューングは、食べ物を飲み込まずに吐きだすという症状。
三食は普通に食べているということであれば、
一見、身体には何の影響もないように思われます。

 

しかし、それは大きな誤解!
食べ物が口に含まれて咀嚼されれば、
脳は「食事をしている状態なんだ」と認識します。

 

しかし、食べたハズの食べ物が胃に入ってこないわけです。
そうなると、脳は
「あれっ、食べたはずじゃなかったっけ?」と混乱してしまうのです。
その結果、次のような症状が現れます。

 

◆自律神経が乱れてしまう

 

◆インシュリンが過剰に分泌されて低血糖状態に陥る

 

◆胃酸が過剰に分泌されて胃炎を起こす

 

◆唾液腺が腫れてエラが張ったように見えてしまう

 

◆虫歯になりやすくなる

 

◆口内炎ができやすくなる

 

 

…食べることは身体づくりの基本。
食行動に異常があるということは、やはり身体にも何らかの影響をもたらすのです。

チューイングを治すには?

「飲み込んでいないから太らない」と思われがちなチューイングですが、
チューイングがきっかけで過食嘔吐に移行してしまったり、
チューイングすらも「太る」と気にして拒食症になってしまったり…と、
決して看過はできない症状です。

 

また、チューイングには周期性や習慣性があることが指摘されており、
「長時間に渡って行う」「行う回数や食物の量が徐々に増えていく」等、
社会生活を送る上での不都合も出てきます。

 

「人に見られたくない」という思いから
人づきあいを避けるようになってしまったり、
人前や外出先などところ構わずチューイングをしてしまったり…
人によって症状の進行は様々です。

 

では、習慣化したチューイングを治すにはどうしたら良いのか?

 

その答えは、摂食障害と同様、「根本的な心の問題を解決する」こと。
ダイエットがきっかけでチューイングを行うようになってしまったのだとしても、
その背景には本人の性格や心理的な状態、周囲の環境などが
複雑に絡み合った根本原因が潜んでいる可能性が高いのです。

 

繰り返しますが、チューイングも摂食障害の一種
心療内科や精神科を受診して、早めに治療することをオススメします。

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