摂食障害情報センター

子どもの変化に気づいていますか?

摂食障害というと、
「ストレスを抱えた大人がなりやすい病気」
というイメージがあるかもしれません。

 

しかし、ストレスを感じているのは子どもも同じ
ささいな出来事が、子どもの心に
思わぬ傷を負わせてしまうケースも少なくありません。

 

風邪を引いているわけでもなく、
身体のどこかに異常があるわけでもないのに
「子供が最近、急に食べ物を食べなくなった」というお母さん。
ちょっと思い出してみてください。

 

最近、お子さんに精神的ショックや
ストレスを与えるような出来事はありませんでしたか?
それは学校での出来事であったかもしれませんし、
家庭での出来事だったのかもしれません。

 

子どもは、大人が思う以上に敏感に周りの変化を感じ取る力があります
親からみれば「そんなことで」と思うような些細なことが、
お子さんの摂食障害の原因になっているのかもしれませんよ。

 

例えば…

 

◆「来年から○年生だね」「もうお姉ちゃんだね」
「しっかりしなくちゃね」といった言葉で、
子どもにプレッシャーをかけていませんか?

 

◆クラス替えや遠足のグループ決めなどがあったのではないでしょうか?

 

◆どなたか身内に不幸があったりしませんでしたか?

 

◆夫婦喧嘩をしたりしていませんか?

 

◆引っ越しをしたりしましたか?

 

 

子どもの精神医療を専門に扱っている「小児精神科」や
児童精神科」という診療科もありますので、
原因を特定できないようでしたらまずは1度専門医に相談してみましょう。

子どもの摂食障害は母親の責任?

「子どもが摂食障害になってしまうのは、母親に原因があるからだ」
という説が、TVや書籍などのメディアで
まことしやかに語られるケースが多いようですが、
果たしてそれは本当なのでしょうか?

 

答えは…NO!

 

もちろん、母親との関係が原因で摂食障害になってしまう子どももいます。
しかし、全てのケースがそうであると決めつけてしまうのは間違いです。

 

確かに、母親は子どもにとって最も特別な存在。
どんな事情がある家庭にしろ、
子どもはみな母親のお腹の中で10カ月という長い月日を過ごすのです。
これほど密接な人間関係が、他にあるでしょうか?
母親の性格や生き方、子どもや社会に対しての向き合い方が
子どもの心身の状態に影響を与えることは、
考えてみればしごく当然なことだと思います。

 

「お母さんみたいな女性になりたい」と思ってくれる子どももいれば、
「お母さんみたいになりたくない。大人になんてなりたくない」
という成長に対する拒否感から摂食障害になってしまう子どももいるでしょう。

 

母親への不満から、自我に目覚めていくことは珍しいことではありません。
大切なことは、年齢に応じた親子の関係を築いていくこと。
必要以上に今までの子育てを非難したり自分を責めたりするのではなく、
デリケートな時期をどうやって乗り越えていくかが問題なのです。

子どもの「ありのまま」を認めてあげよう

子どもの摂食障害の場合、自分は食べずに母親に食べさせようとしたり、
過食のために万引きをしたりするケースも多いようです。

 

子どもの摂食障害が疑われるような場合は、
まずは家族内の問題に敏感になる必要があるでしょう。
親は全く意識していないようなことでも、
子どもにとっては大きなストレスになっていることがあるかもしれません。

 

場合によっては、家族療法が必要となるかもしれませんね。
例えば、あなたは子どもに期待し過ぎていませんか?
口には出さなくても、親の期待は子どもに伝わります。
そしてそれが、「もっと頑張らなきゃ」
「頑張らなければ親に認めてもらえない」と、
子どもを追い詰めていくのです。

 

心当たりがある…という方は、ぜひ、
子どもの「ありのまま」を認めてあげてください。
成績が悪くても、1等賞じゃなくても、
「私たちはあなたを愛しているんだよ」という気持ちが伝われば、
子どもの心はきっとラクになるはずですよ!

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