摂食障害情報センター

「治らないのは意思が弱いから」は大間違い!!

摂食障害で悩む人の多くは、
周囲やメディアの心ない言葉に傷つくことも多いでしょう。

 

「強い意思があれば治るハズ」「摂食障害は贅沢病」
「心の病気は甘えの象徴」「病気を“逃げ場”にしている」
…あなたは、このような意見に振り回されていませんか?

 

実際のところ、摂食障害は精神力だけで回復できるような単純な病気ではありません。
脳内の神経伝達物質(セロトニン) が減少してしまう
“うつ“症状を併発している人もいますし、
パニック発作を合併している人だっています。
本人がどんなに頑張ろうと思っても、どうしても前へ進めない…。
それは、甘えでもなんでもありません。

 

摂食障害の症状は、本人の意志で抑えられるようなものではなく、
ストレスがたまると無意識のうちに出てきてしまう症状なのです。
これは、風邪を引いて熱が出るのと同じようなもの。
風邪を引いて寝込む人は甘えているんですか?
インフルエンザで発熱する人は甘えているんですか?

 

…違いますよね。

 

しかし、摂食障害をはじめとする心の病に対して、
「甘い」という考え方がまだまだ根強いのは事実。
そして、社会からそういう目で見られているという気持ちが
さらに症状を悪化させるのです。

 

摂食障害の一番の治療法は、
こういった社会の間違った認識を徹底的に改めることなのかもしれませんね。

時には甘えても良いのです!!

摂食障害の発症には、患者の性格が深く関係しています。
特に、「頑張らなくちゃ「人に甘えちゃいけない」…と自分を厳しく律している人は、
ダイエットに対しても妥協ができないために深みにハマっていく傾向があるようです。

 

甘えられない人は、ストレスも一人で抱え込みがちなもの。
同じような環境にあっても、他の人よりもストレス度が高くなってしまいます。

 

人に甘えるのが下手で、なんでも自力で頑張ろうとしてしまう人は要注意!
「頑張らなくちゃ」「しっかりしなくちゃ」
「甘えちゃいけない」と自分に厳しくし過ぎてしまうと、
いつか心がパンクしてしまいますよ。

 

「誰にでも甘えなさい」とは言いません。
職場でも家族でも良いので、一人くらいは甘えられる相手を見つけましょう。
人に甘えることは、決して弱いということではありません。
甘え上手は、仕事でもプライベートでも何かとお得なんですよ☆

 

“頑な”であることと、“意思が強い”ということはまた別モノ。
人に甘えたからって自分が弱くなることではありませんから、
上手に人に頼る術を身につけましょう。

ストレスに弱い=甘えなの?

ストレスで心の病になってしまったという話を聞くと、
「ストレスなんて俺だってあるよ〜」
「ストレスごときで病気になるなんて甘いな」
…などと言う人がどこにでも必ずいますよね…。

 

しかし、「ストレスを感じやすい人は甘えている」という認識は大きな間違い。
傍からみれば些細なストレスであったとしても、
その人にとっては非常に大きな出来事だったとは考えられないでしょうか?

 

摂食障害も同様で、「摂食障害は甘え病だ」などと切り捨てられてしまうと、
摂食障害の患者さんはますます自分を責め、自尊心を低下させ、
心の殻に閉じこもって人に甘えられなくなってしまいます。

 

摂食障害になってしまった人を、
「甘えている」と責めてもどうしようもありません。
上手に甘えられないから病気になってしまったのかもしれないのです。

 

実際、摂食障害の症状はストレスによって大きく左右されます
「ああ、自分はいっぱいいっぱいだ」と感じたとき、
人に相談したり甘えたりすることが苦手なのです。

 

その結果、摂食障害という病気になって表面化してしまう…。

 

「お前は甘い」という言葉に飲み込まれるのではなく、
むしろ「もっと人に甘えてやろう」
「自分はもっと甘えなくちゃダメなんだ」
…と前向きに取り組んでいく姿勢が必要なのかもしれません。

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