摂食障害情報センター

摂食障害の疑問と誤解

急に痩せてきた人や、痩せの大食い、指にタコがある人は
「あの人、摂食障害じゃない?」「家で吐いているんじゃ…」
…と面白おかしく話題にされがち。

 

しかし、外見だけで摂食障害かどうかを判断するのは危険ですし、
相手の心を傷つけてしまうことにもなり兼ねません。

 

また、ちょっと食べ過ぎただけで
「私、過食なんじゃないかな」と不安になってしまう人もいるでしょう。

 

メディアで摂食障害が取り上げられる機会が多くなった昨今では、
正しい知識がないと様々な誤解を招いてしまいます。

 

 

自分のため、大切な誰かのためにも正しい知識を身につけましょう。

摂食障害の疑問と誤解エントリー一覧

摂食障害の原因は愛情の欠乏?
摂食障害は、単に栄養バランスが崩れて身体に不調をきたすばかりではなく、心にも甚大な影響を与える病気。発症原因を考える上でも、「心」の問題は重要なヒントになります。テレビや雑誌の特集などでは、よく、「摂食障害になる人は愛情に飢えている」「親の愛情を十分に与えられなかった人が摂食障害になる」…などとまことしやかに語られているのを目にしますよね。しかし、必ずしもそういうケースばかりではありません。間違った情報が伝えられているテレビ番組や記事で、「ごく普通の家庭なのに」「私は十分に愛情を注いできたのに」...
摂食障害の人は甘えてる?
摂食障害で悩む人の多くは、周囲やメディアの心ない言葉に傷つくことも多いでしょう。「強い意思があれば治るハズ」「摂食障害は贅沢病」「心の病気は甘えの象徴」「病気を“逃げ場”にしている」…あなたは、このような意見に振り回されていませんか?実際のところ、摂食障害は精神力だけで回復できるような単純な病気ではありません。脳内の神経伝達物質(セロトニン) が減少してしまう“うつ“症状を併発している人もいますし、パニック発作を合併している人だっています。本人がどんなに頑張ろうと思っても、どうしても前へ進めない...
摂食障害は理解されにくい 
ご飯が食べられなくなってしまったり、逆に大量に食べて吐いてしまったり…。摂食障害の症状は、傍から見れば「食べ物を粗末にしている」「好き嫌いが多い」…と思われるかもしれません。「甘えている」「贅沢病だ」と一蹴する人もいるでしょう。しかし、普通に3食を食べられない状態というのは、摂食障害になったことがない方には到底理解できないほど辛い状態。心も身体も栄養不足でフラフラです。摂食障害を発症する背景には、患者自身の性格や心理状態、患者が置かれている環境など様々な要因があり、それぞれが複雑に絡みあっている...
摂食障害は女性の病気?
摂食障害は、男性よりも女性に多いようなイメージがありませんか?確かに、テレビや雑誌で取り上げられる症例は、ほとんどが女性。実際、摂食障害の患者さんの男女比は1:10ですので、圧倒的に女性に多い病気と言えるでしょう。では、なぜ摂食障害は女性に多いのか?一つは、女性の方が「やせ願望」や「ダイエット指向」が強いことが挙げられます。その一因は、雑誌やテレビ、ネットなどのマスメディア。スタイルが良くキレイな女優やモデルを起用することが多いため、自然と「女性は痩せているほうが美しい」という価値観を植え込みが...
「エラが張っている人は摂食障害」の間違い 
「エラが張ってて顔が大きく見える」…といったお悩みを抱えた女性、多いですよね。エラとは、いわゆる下顎骨の部分。ほっそりした卵型の輪郭に憧れて、エラ部分の骨を削る手術を受ける方も多いようです。つまり、エラは骨格の一部。持って生まれた形というものがありますので、形成手術を受けて削らない限り大きく変わることはありません。しかし、エラ張りには咬筋のコリも関係していますので、顔の筋肉がこっているからエラが張っている・・・というケースもあります。実際、美容クリニックやエステの施術メニューでも、顔の疲れをほぐ...
摂食障害と嚥下障害は同じ?
「摂食障害」というと、心因性の原因による症状を思い浮かべる方がほとんどでしょう。しかし、器質的、機能的原因による摂食障害もあります。その場合、「摂食障害・嚥下障害」と並べて表現されるケースが多いようです。器質的・機能的原因による摂食障害・嚥下障害とは、脳卒中や神経・筋肉疾患、呼吸器疾患、喉の腫瘍、身体の一部の麻痺などによって食事が摂れなくなってしまうこと。精神科や心療内科で問題となる「摂食障害」とは、別のものを指しています。■器質的原因食物の通路に問題があり、通過を妨げられていることによって起こ...
子どもの摂食障害も増えている?
摂食障害というと、「ストレスを抱えた大人がなりやすい病気」というイメージがあるかもしれません。しかし、ストレスを感じているのは子どもも同じ。ささいな出来事が、子どもの心に思わぬ傷を負わせてしまうケースも少なくありません。風邪を引いているわけでもなく、身体のどこかに異常があるわけでもないのに「子供が最近、急に食べ物を食べなくなった」というお母さん。ちょっと思い出してみてください。最近、お子さんに精神的ショックやストレスを与えるような出来事はありませんでしたか?それは学校での出来事であったかもしれま...
“チューイング”は摂食障害の一種 
チューイングって聞いたことありますか?そう、“チューイングガム”のチューイングと同じです。実は、チューイング(chewing)とは摂食障害 の一種。摂食障害というと拒食や過食、過食嘔吐といった症状を思い浮かべる方が多いと思いますが、噛み吐き・噛み砕きを繰り返すチューングも摂食障害の一種に含まれるんです。具体的には、 食物を口に含み→咀嚼 して→飲み込まずに、ビニール袋等に吐き出したりトイレに吐きだしたりといった行為を一定期間に渡って繰り返すという症状。拒食とも過食ともいえる食行動ですが、過食症や...
中高年の摂食障害が増加中!
摂食障害というと、「若い女性が発症する病気」というイメージが強いかもしれません。確かに、10代〜20代前半は精神的に敏感な時期でもあり、メディアの影響を受けやすく無理なダイエットにも走りやすい年代。過激なダイエットから摂食障害を発症するケースも少なくありません。しかし、実は中高年の摂食障害も増加しているんです。30代、40代だけではなく、50代や60代の患者さんもいるのだとか。「中高年になって摂食障害になるなんて」と思われるかもしれませんが、年齢には関係なく、どんな年齢層でもなにかとストレスを感...
妊娠すると摂食障害はどうなる? 
大好きな人と自分との間に子どもを望むのは女性として自然なこと。ある程度の年齢になれば、「子どもが欲しい」という気持ちがじわりと芽生えるものです。しかし、摂食障害のうち拒食症で著しく体重が低下している場合は、月経も止まってしまうため妊娠することはできません。「赤ちゃんが欲しい!」と妊娠を強く望むようであれば、体重を回復して排卵のリズムを元に戻す必要があります。摂食障害によって月経が止まってしまった場合は、安易にホルモン剤の投与に頼るのではなく、栄養状態を改善しつつ月経が戻るのを待つのがベストです。...
摂食障害になりやすい年齢層は? 
最近でこそ、「30代以上の年齢層の女性や成年男子にも増えている」と言われる摂食障害ですが、基本的には10代〜20代の思春期〜青年期の年齢層に特に多い病気です。また、摂食障害患者のうち95%が女性という点からも、この病気が「若い女性に多い病気」であることが分かるでしょう。発症のきっかけの一つがハードなダイエットであるため、「若い女性の痩せ志向が摂食障害を招いている」という見解を述べる専門家もいます。実際、若年層の女性の痩せ志向は社会風潮としても問題になっています。厚生労働省による平成9年の発表では...
摂食障害で障害年金はもらえるか?
「障害年金」ってご存知でしょうか?健康で不自由のない生活を送っている方には無縁の制度なので、「具体的にどういった制度なのかよく分からない」という方が多いことでしょう。障害年金とは、公的年金の一種。厚生年金保険や国民年金、共済年金の全てに備わっている、「老齢年金」や「遺族年金」と同じようなもの…と考えていただければ分かりやすいかもしれませんね。この年金は、障害を負ったことで生活の安定が損なわれることを防ぐために作られた制度で、職場や日常生活の中で困難がある人に支払われます。「年金」というと、高齢者...