摂食障害情報センター

あの人気アイドルも摂食障害だった!?

若い女性ばかりか、中高年の女性にも広がっているという摂食障害。

 

最近、テレビや雑誌といったメディアで
摂食障害が特集される機会も増えてきたことからも、
摂食障害に対する世間の関心の高さが伺えます。

 

特にテレビは、社会的影響力が大きいメディア。
摂食障害を特集したテレビ番組での出演者の一言が、
予想以上の反響を呼ぶことも多いようです。

 

例えば、2009年の10月にNHK教育で放送された
ハートをつなごう』というテレビ番組。
依存症や性同一性障害、摂食障害、貧困などのテーマについて
ゲストと当事者が語るという内容でしたが、
この番組に出演していたモーニング娘。の安倍なつみさんが、
自分も摂食障害だった」という衝撃のカミングアウトをしたのです。

 

上京当時、東京での生活に慣れることができずに食欲不振となり、
やがて拒食症になってしまった安倍さんは、
一時期激やせしてしまったのだとか。

 

しかしその後、テレビや雑誌の仕事が増えるに連れて
今度は仕事のプレッシャーから過食になってしまい
10キロも太ってしまったのだと言います。

 

心ないファンからの言葉や、週刊誌の記事に心を傷つけられながらも、
なんとか摂食障害の地獄から脱出できたのは
当時のマネージャーが親身になってくれたからなのだとか。

 

ひとりじゃないよ!」と、
相談者に優しく声をかける姿が印象的でした。

悲痛な叫びが痛々しい…

摂食障害になってしまった女性と、
その母親の関係について迫ったテレビ番組もあります。

 

2009年04月20日、フジテレビの夕方のニュース番組で放映された
摂食障害25歳の叫び」という特集です。

 

こちらは、摂食障害と人格障害を患っている女性の
葛藤の日々を追ったドキュメンタリー。

 

彼女の場合、母親との関係性
摂食障害を発症した根本的な原因のようです。

 

彼女の母は、10頑張っても、「残りの1がダメだ」と、
その部分だけを延々と非難するような人だったのだとか。
また、彼女の父親とは離婚しており、
次々に新しい男性を作っては娘を邪険に扱っていたようです。

 

甘えることもできず、「良い子」を演じ続けてきた彼女の不満や怒りが、
摂食障害という形で表面化したのでしょう。

 

テレビ画面の向こう側で
本当は母親のことが好きで、ただ認めてほしかった
と悲痛な思いを打ち明ける彼女の姿は、とても痛々しいものでした。

 

彼女と同じように、母親との確執が原因で
摂食障害になってしまった人たちにとっては、
自分の心の奥底にある本音を代弁してもらえた
ように感じられたかもしれません。

テレビが原因で起こる摂食障害

摂食障害になってしまった人を勇気づけるテレビ番組がある一方で、
摂食障害の原因を作ってしまうとして非難されているテレビ番組もあります。

 

それは、ドイツのテレビチャンネル「プロシーベン ProSieben 」放送の
スーパーモデル、ハイジ・クラム(Heidi Klum のリアリティー番組です。

 

このテレビ番組は、「ドイツの次のトップモデル」と題した
ファッション・リアリティー・ショー番組で、
モデル契約獲得を目指す若い女性候補たちを次々に排除していって
最後の1人が契約を手にするという内容のもの。

 

明らかに痩せているように見える女性でさえ、
「太り過ぎ」を理由に審査で落とされてしまう様子も含まれていることから、
若い女性の過激なダイエットをあおり、摂食障害を助長している
と激しく非難されたのです。

 

この一件は他人事ではなく、日本でも十分起こりえること。
実際、テレビに映る華奢でかわいいタレントに憧れて
ハードなダイエットにハマり込み、
そのまま摂食障害になってしまう方も少なくないのです。

 

テレビに映る美的基準、価値観だけが全てではないことを
肝に銘じておく必要がありそうですね。

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