摂食障害情報センター

摂食障害と“うつ”

摂食障害は、健康的な食生活を送れなくなってしまう病気。
太るのを気にして食べられなくなってしまったり、
食べたものを無理に戻してしまったり…。

 

きちんと栄養を摂れないわけですから、
もちろん身体の機能に異常をきたします。

 

しかし、もっと深刻なのは心の問題
周囲の人は、
「外見を気にして食べないなんてバカだ」
「食べないと身体が持たないよ」
「なんだか痩せてきたけど、身体は大丈夫?」
…と、ごく表面的なことばかり心配してしまいがちですが、
身体以上にボロボロなのは本人の心です。

 

実際、摂食障害を患う人は同時に「うつ」にも悩まされている人が多いといいます。

 

「うつ」は、みなさんもご存知の通り、抑うつ気分、不安、焦り、
食欲低下、不眠などの症状が出る精神疾患の一つ。
心の病気です。

 

摂食障害の原因の一つに「うつ」があるのではないかと
考える研究者もいます。

 

その証拠に、摂食障害の治療には
抗うつ薬が効果的というデータもあります。

 

摂食障害が先か、「うつ」が先か…いずれにしても、
摂食障害が心の病と深い関係があることは間違いなさそうです。

 

心の病気は、治療に時間がかかります。

 

本人も、治療をサポートする周囲の人も、
「○ヵ月薬を飲んで、さあ、完治!」
…といった具合にスムーズに治療が進むケースは稀であることを
しっかりと認識しておくべきでしょう。

どんな人が摂食障害になりやすいの?

摂食障害は、欧米では若い女性の1/200人、
日本では1/1000人がかかると言われている病気。
誰でもかかる可能性がある、身近な病気です。

 

しかし、心の問題と非常に密接な関係を持つ病気ですので、
どうしても“なりやすい人”はいるようです。

 

では、摂食障害になりやすいタイプとはどのような人なのでしょうか?

 

 

【こんな人は要注意!@職業】
心の問題とは別に、職業的な理由で
摂食障害になりやすい環境に置かれている人たちがいます。
例えば、モデルや女優、エステティシャン、スチュワーデス、
スポーツ選手…等。
体型をキープすることが仕事の一部ですから、精神的プレッシャーから
摂食障害に追いつめられてしまうケースも多いようです。

 

いずれの職業にしても、健康的な身体と心が資本!
摂食障害につながるような無理なダイエットではなく、
健康的なダイエットを心がける必要があります。

 

 

【こんな人は要注意!Aティーン】
摂食障害のうち、体型を気にするあまり
食事を摂れなくなってしまうのが拒食症。
理想体重の85%以下になっても
「太っている」と思い込んでいるのが特徴です。

 

実はこの拒食症、患者さんの8割は20歳以下なんだとか。
特に、13〜17歳の年齢層が危険なゾーン。
思春期で精神的にも不安定なこの時期は、
「自分が周りからどう見られているか」を過剰なまでに
気にする時期でもあります。

 

友達や家族の何気ない一言やちょっとした心の揺れから、
過度のダイエットに走り→
摂食障害に発展するケースも少なくないのです。

 

 

【こんな人は要注意!A性格の傾向】
摂食障害は、心の在りようが大きく影響する病気。
当然、性格によって「なりやすい人」がいます。

 

摂食障害の患者さんに多いのは、「完璧主義」「頑張り屋」、
そして「自分に自信がない」人。

 

「なんでも完璧にやらないと気が済まない!」
…と自分を追い詰めていくタイプの人は、
ダイエットでも“やり過ぎる”傾向にあるのです。

 

また、「頑張って痩せれば、みんなが自分を認めてくれる」
…と間違った思い込みを持ちやすいのも特徴的。
周りの評価を気にするあまり自分の心を追い詰めてしまうのは、
自分で自分の首を絞めているようなもの。

 

思い当たる節のある人は、
もっと自分の心の声に耳を傾けてみてはいかが?

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