摂食障害情報センター

摂食障害の原因@ 過激なダイエット

摂食障害は、遺伝的、社会的、心理的、
そして生物学的要因が関与して発症する複雑な病気。
人によって原因は様々であるため、
発症原因を一つに限定するのは難しいようです。

 

しかし、特に若い女性の間で多くみられるのが、
過激なダイエットが原因で摂食障害になってしまうケース。
「ぽっちゃりしてるね」「太った?」と言った他人からの何気な一言や、
雑誌やテレビのタレントの影響などでダイエットに走り、
「もっと痩せればもっとキレイになれる」
…と、どんどんダイエットの深みにハマっていく。

 

結果的に、食事を摂ること自体を恐れるようになってしまったり、
体重の増加を恐れて食べたものを戻してしまったりするようになるのです。

 

ダイエットが原因の摂食障害にはその人の性格も大きく影響していると言われ、
特に「真面目」「完璧主義」「努力家」「自意識が強い」
「人からの評価を気にし過ぎる」という性格傾向の人は注意が必要!
ダイエットも仕事や勉強と同じように頑張り過ぎてしまうため、
思うように痩せられない自分に対して厳しくし過ぎてしまう傾向があるのです。

 

「まだ、まだ」「私ならもっとできるハズ」
…そうして、どんどん自分を追い込んでしまうんですね…。

 

自分に厳しくすることも大切ですが、
健康を損なってしまっては元も子ありません!

摂食障害の原因A 嗜癖

摂食障害の原因については、専門家の間でも様々な見解があります。

 

その中の一つが、「嗜癖」。
摂食障害は、他の嗜癖性疾患と密接な関係があることが指摘されているのです。

 

嗜癖とは、ある特定の物質や行動、人間関係などを特別に好む性向のこと。
「依存」と同じ意味で使われるケースも多いようですね。

 

嗜癖行動の具体例としては、アルコールやタバコ、薬物などが挙げられるでしょう。
摂食障害は、アルコール依存症や薬物乱用、万引き癖、買い物依存症、
自傷行為癖、性的逸脱行動(恋愛依存、セックス依存など)など、
嗜癖行動を合併しやすく、
その傾向は特に過食症に顕著に見られるというデータがあります。

 

また、摂食障害の患者に対しては、
他の嗜癖行動の治療と同じ治療法が有効であるケースも多いことから、
両者の間には密接なつながりがあることが指摘されているのです。

摂食障害の原因B 精神的ストレス

摂食障害は、単に食べ過ぎて太ってしまったり、
食事を拒んでやせ細ってしまったりするだけの病気ではありません。
その原因を探る過程では、
患者を取り囲む人間関係やそこから発生しうる“ストレス”など、
患者自身の“心”の問題を一つ一つ分析していく必要があります。

 

例えば、失恋のショックが原因で摂食障害になってしまったというケース。
みなさんも、「振られた腹いせにヤケ食いした」なんて経験はありませんか?
摂食障害の患者の多くは、満たされない心を満たそうとするがごとくに
身体に食べ物を詰め込み、その後で食べた物を全て嘔吐してしまいます。

 

これは、相手に拒否され、自分のプライドを傷つけられたことに対する
象徴的な“反復行為”。
過食=内に秘めた怒りの表れ」であると分析する専門家もいるようです。

 

拒食症の場合も、戦争に反対する“ハンガーストライキ”と同様に、
食べ物を拒否することによって何かに抗議しているのでは?
…と考える学者もいます。

 

いずれにしても、精神的なストレスやショックが原因で生まれた負の感情が、
摂食障害という形で表面化しているケースが少なくないようですね。

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