摂食障害情報センター

摂食障害ってどんな病気?

食べ物がありあまる現代の日本。
深夜だろうが早朝だろうが、24時間営業のコンビニにダッシュすれば
いつでも食べ物が手に入ります。

 

本当に、便利な世の中になりましたよね。

 

しかし、そんな飽食の時代にあって、
“食べ物”や“食べること”に苦しめられている人たちがいます。
それが、摂食障害。

 

「友達にも摂食障害の子がいる」という人がいる一方、
「よく耳にはするけれど、実際にはどんな症状の病気なのか
よく分からない」という方も多いことでしょう。

 

今、摂食障害の症状に苦しんでいる方々は、
“現代社会の被害者”と言っても過言でないかもしれません。

 

知られているようで意外と知られていない摂食障害の症状、
あなたはどれだけ知っているでしょうか?

 

摂食障害の症状は、いくつかの種類に区分されます。
具体的には、拒食症、過食症そして特定不能の摂食障害
それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

 

摂食障害の症状@拒食

拒食という症状は、その名のとおり
“食べることを拒(こば)む”症状です。

 

客観的に見ると痩せ型の体型であるにも関わらず、
本人は「自分は太っている」と感じて
食べ物を受け付けなくなってしまう…というケースが多いようです。

 

症状として第一に挙げられるのが、体重の低下。
食べないわけですから、当然、体重はどんどん落ちていくわけです。

 

このタイプの摂食障害では、
他に次のような症状がみられるのが特徴です。

 

■精神的高揚
体重を調整できること=自己評価がUPして、
妙にアクティブに行動する例が多いようです。
「どんどんカロリーを消費しなくては」
という強迫観念がある場合も多いようですが…。

 

 

■思考力の低下
脳にも栄養が行き渡らなくなるため、脳の機能も低下してしまいます。

 

 

■生理不順
栄養不足のためホルモンの分泌が正常に行われなくなり、
生理がこなくなってしまいます。

 

 

■毛深くなる
必要な栄養素を摂取しないと、
筋肉量が低下して“熱”を生み出すことができなくなります。
結果として体温が低下。
そうなると、身体が自らを守ろうとして毛が濃くなってしまうのです。

 

 

■むくみ
たんぱく質が不足すると、身体がむくみやすくなります。
筋肉量が低下して身体の血液循環が滞ってしまいますから、
当然ですよね…。
「また太った」と勘違いしてさらに過酷なダイエットを始める場合もあるので要注意です。

 

 

この他、不整脈や骨粗しょう症、低血圧、便秘、
脱毛などの症状も見られます。

摂食障害の症状A過食

過食は、拒食の逆で「食べ過ぎてしまう」症状です。

 

誰だって、「あ〜、今日は食べ過ぎたな」と
感じることはあると思いますが、
限度なく食べ続けるのが過食症の特徴です。

 

美味しいから食べるというよりは、
自分を抑えられずに“食べてしまう”という状態。
そして、食べたものを自力で吐いてしまう“過食嘔吐”
過食症の症状の一つです。

 

過食症は、他にも次のような症状が見られます。

 

■体重の増減が激しくなる
過食嘔吐→拒食→過食嘔吐…を繰り返すことが多く、
体重が減ったり増えたりを繰り返すようになります。

 

 

■虫歯になりやすくなる
嘔吐によって出た胃液が、歯のエナメル質を溶かしてしまうのです。

 

 

■低カリウム血症
嘔吐の他、下剤を乱用して
食べたものを外に出そうとするケースもあります。
この場合、必要なカリウムが体外に流出してしまい、
筋肉が麻痺したり身体に力が入らない…といった症状がみられます。

 

 

■生理不順
拒食と同様、ホルモンのバランスが崩れて
生理がこなくなってしまう場合があります。

 

 

摂食障害の症状Bその他

最後は、特定不能の摂食障害です。
拒食症と過食症…どちらにも
完全には分類できないタイプの症状をきたす摂食障害を指します。

 

例えば、カロリーの高いものばかり大量に食べてしまう“むちゃ食い”
食べたものを飲み込まずに吐きだす“チューイング”などがあります。

 

これらの症状の特徴は、家族やまわりの人に隠れて行われるということ。
夜中にこっそり冷蔵庫の中のものを食べたり、
一人で部屋にこもって食べたり…。

 

いずれにしても、不自然な食行動であることは間違いありません。

 

 

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