摂食障害情報センター

食べ物と体型に縛られる病気

摂食障害は、食事を摂れずに痩せ過ぎてしまったり、
反対に食べるのが止まらなくなってしまったりする病気。
食べた後に、自分で吐いたり、
下剤を使って食べた物を無理に排出しようとしたりするケースもあります。

 

女性に多い病気ですが、近年では男性の罹患者も増えており
ダイエットがきっかけで発症するケースが多いようです。

 

例外もありますが、摂食障害になると
食べ物やカロリーのことで頭がいっぱいになり、
いつも食べる量を気にしたり、食べたことに罪悪感を抱いてしまったりします。

 

また、根底には「痩せていないと人に認めてもらえない
という気持ちが潜んでいるケースが多く、
体型を気にし過ぎてしまうのも特徴の一つ。

 

ほとんど栄養を摂っていないにも関わらず、
過剰に運動してカロリーを消費しようとしたり、
1日に何度も繰り返し体重を測定したりします。

 

つまり、摂食障害は食べ物と体型に縛られてしまう病気と言っても
過言ではないでしょう。
勉強や仕事にも集中できなくなり、
成績や業績に顕著な変化が見られるケースも少なくありません。

運動のし過ぎは老ける!

食べても食べても心が満たされず、
食べた後には強烈な罪悪感と孤独感が襲ってくる・・・。

 

摂食障害で過食嘔吐を繰り返している患者さんの胸の内は、
まるで深い深い底なし沼のようです。

 

しかし、中には、吐かずに運動することによって
カロリーを消費しようとするケースがあります。

 

「食べて運動するなら、健康的なダイエットなんじゃないの?」
…と思われるかもしれませんが、
その運動量が半端でない場合は、やはり注意が必要です。

 

例えば、ご飯にパン、唐揚げ、ハンバーグ、パスタ、ケーキ・・・と、
ギャル曽根か!」と感心してしまうくらいの量を
一食に食べる人がいたとします。

 

その人が、スポーツ選手でもないのに、
その後で何時間も走ったりして運動に膨大な時間を費やしているとしたら、
その人は摂食障害である可能性があります。

 

必要以上に運動しているわけですから、当然ガリガリに痩せてしまいますし、
ホルモンのバランスも崩れてしまうでしょう。

 

また、運動すると呼吸数が増加しますので、
大量の酸素を体内に取り込むことになります。

 

一見、身体に良さそうにも思えるのですが、
過剰な酸素は活性酸素を大量に作り出す元になります。

 

活性酸素は身体の細胞を錆びつかせる元。
結果的に老化現状を招き、
年齢よりも老けて見られ兼ねない状態になってしまうのです。

運動選手は寿命が短い?!

過剰な運動による活性酸素の発生は、老化を早める元になります

 

例えば、ある種の種目のスポーツ選手を見ていて、
「顔が老けているな」と感じたことはありませんか?
実際、スポーツ選手は一般に人よりも寿命が短いというデータもあります。

 

また、小さなコップに入れた蝿と,大きなケースに入れた蝿とでは,
運動量に違いが出てくるために寿命にも差が出てくるのだとか。

 

後者は、前者の倍以上長く生きられるという実験データもあるようですよ!

 

過食嘔吐と違って、
「食べて運動しているなら大丈夫だろう」と見過ごされがちですが、
過剰な運動も命を脅かす可能性がありますから
周囲の方は注意して見ていてあげてください。

 

実際、摂食障害(拒食症)の入院治療では、運動が禁止されます。
過剰な運動という病的な行動を止めさせ、
カロリーのムダな消耗を防いで体重低下を防止するのです。

 

しかし、本人の意思だけではなかなか難しいケースがほとんど。
カウンセリングを重ねて、
食べ物や運動、体型へのこだわりを解いていかなくてはなりません。

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