摂食障害情報センター

摂食障害の基礎

摂食障害とは、どんな病気なのでしょうか?
一言で“摂食障害”と言っても、症状は様々です。

 

また、日本のみならず世界各国で症例が見られ、
なかには命を落としてしまった有名人も…。
彼女たちをそこまで追いつめてしまったものは一体なんだったのでしょうか。

 

摂食障害を克服するため、
まずは摂食障害という病気の基礎を学ぶことから始めましょう。

摂食障害の基礎エントリー一覧

摂食障害の症状とは
食べ物がありあまる現代の日本。深夜だろうが早朝だろうが、24時間営業のコンビニにダッシュすればいつでも食べ物が手に入ります。本当に、便利な世の中になりましたよね。しかし、そんな飽食の時代にあって、“食べ物”や“食べること”に苦しめられている人たちがいます。それが、摂食障害。「友達にも摂食障害の子がいる」という人がいる一方、「よく耳にはするけれど、実際にはどんな症状の病気なのかよく分からない」という方も多いことでしょう。今、摂食障害の症状に苦しんでいる方々は、“現代社会の被害者”と言っても過言でな...
摂食障害には種類がある?
摂食障害は、大きく分けて「拒食症(anorexia nervosa)」、「過食症(Bulimianervosa)」「特定不能の摂食障害」の3つの種類に分類されます。…とはいえ、それぞれに共通した特徴も見られますし、患者さんによって症状は多様。心の傷の深さや、発症の過程によっても症状が異なるようです。いずれの種類も、不健全な食行動を伴う病気ですが、ねばり強く時間をかけて治療を行えばやがて自らの食行動の異常性を理解し、克服することが可能な病気。本人の努力に加えて、家族をはじめとする周囲の理解や協力が...
過食嘔吐は摂食障害の症状の一つ
過食症は、拒食症と並ぶ摂食障害の症状の一つ。また、同じ過食症でも、その症状には様々なタイプがあります。一つ目は、“過食”のみのケース。自分で食事の量をコントロールできず、身体は満腹であるにも関わらず食べ過ぎてしまう場合です。二つ目は、“過食嘔吐”をするケース。人にもよりますが、胃がはちきれんばかりに食べ、その後で食べた物を吐くのです。トイレにこもって、指を喉に突っ込んで…。想像するだけで苦しそうですよね…。しかし、過食嘔吐が常習化している摂食障害患者は、そんな苦しい行為を毎日でも繰り返してしまう...
摂食障害はうつ病を併発するの?
摂食障害の患者さんには、同時に「うつ病」を発症している方が多いといいます。うつ病とは、「気分障害」の一種。抑うつ気分や不安 、焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠症 などの症状が現れる精神疾患です。うつ病の発生機序は脳内の神経伝達物質と深い関係があることが分かっており、具体的には、セロトニンやノルアドレナリンの量が減少して情報伝達がスムーズに行われなくなってしまう状態です。つまり、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなる→うつ病が発症するというわけ。「うつ病になる人は精神的に弱い」「うつ病なんて怠け者...
摂食障害の診断基準とは?
どんな病気にも、「診断基準」というものがあります。摂食障害も同様で、「ちょっと食欲がない」「最近、食べ過ぎて太ってきた」という程度では摂食障害とは診断されません。本当に摂食障害なのかどうかは、素人判断では分からない部分が多いのです。では、摂食障害の診断基準とはどのようなものなのでしょうか?専門的な診断基準について紹介する前に、簡単なセルフチェックを紹介しましょう。自分、または周りの人に5つ以上当てはまる項目があったら、専門医を受診したほうが良いと思います。【拒食症のセルフチェック】■体重の増減に...
摂食障害の歴史 
食事を拒否したり、反対に食べ過ぎてしまったり…。今では広く知られるところとなった摂食障害ですが、この病気はどのような歴史を経てきたのでしょうか。食べるものに困っていた時代には、このような症状はなかったハズですよね…。歴史上で、摂食障害という病気が現れたのはどの辺りの時代だったのでしょう。さて、摂食障害の歴史について詳しく触れる前に、興味深いお話を一つ。古代ローマ人が、クジャクの羽根を喉につっこんで吐きながら食べ続けたというお話です。当時のローマでは、1人の貴族に対して鳥一匹、しかも一度の宴会で計...
過剰な運動も摂食障害の一症状 
摂食障害は、食事を摂れずに痩せ過ぎてしまったり、反対に食べるのが止まらなくなってしまったりする病気。食べた後に、自分で吐いたり、下剤を使って食べた物を無理に排出しようとしたりするケースもあります。女性に多い病気ですが、近年では男性の罹患者も増えており、ダイエットがきっかけで発症するケースが多いようです。例外もありますが、摂食障害になると食べ物やカロリーのことで頭がいっぱいになり、いつも食べる量を気にしたり、食べたことに罪悪感を抱いてしまったりします。また、根底には「痩せていないと人に認めてもらえ...
血液で見る摂食障害の症状 
摂食障害は、通常通りの食事が摂れなくなってしまう病気。特に、拒食症の場合は栄養状態が著しく低下して一種の“飢餓状態”に陥ってしまうため、体重の低下や無月経、低血圧、脈拍数の減少、低体温、カロチン症、便秘、むくみなどの深刻な身体症状が現れます。また、過食嘔吐の場合も、唾液腺が炎症を起こして腫れてしまったり、手の甲に吐きだこができてしまったりなど、外見的な変化がみられるようです。しかし、摂食障害には、実はもっと深刻な症状があります。それが血液の変化。摂食障害の患者さんの血液を検査すると、肝機能障害や...
摂食障害と体重の増減
摂食障害は、ダイエットや心理的なストレスが原因で発症するケースが多い心の病気。特に、外見を気にする若い女性に多いと言われています。摂食障害には大きく分けて「神経性食欲不振症(拒食症)」と「神経性大食症(過食症)」がありますが、診断基準としてまず挙げられるのが「体重」です。年齢や身長に対する「標準体重」というものが厚生労働省によって発表されていますが、摂食障害の場合はこの正常体重から逸脱しているケースが多いのです。特に拒食症の場合、標準体重になることを拒否して低体重を維持しようとする傾向があります...
摂食障害と脳の関係 
これまで、摂食障害の原因については社会的・文化的側面が強調されてきました。しかし、ここ数年、摂食障害は生物学的原因で起きていることを証明するような研究データが多数発表されているのです。これは、脳科学分野の研究が著しく進歩していることと無縁ではないでしょう。例えば、「摂食障害(拒食症)患者の脳の片側のある部分が低血流であった」という研究報告。この現象は拒食症患者に特有のもので、健康な人の脳にはその低血流が存在しなかったのだといいます。また、ホルモンの産生に寄与している脳内の化学メッセンジャー(=神...